
こんにちは!現場監督の竹田です。今日は現在進行中の外壁塗装工事で行われた「棟板金の重ね部コーキング」と「釘頭コーキング」について、実際の施工風景を交えながら詳しくご紹介します。雨の多い季節を前に、防水性能を高める重要な工程です!
棟板金コーキング施工の現場レポート
現在、築18年の戸建て住宅の外壁塗装を請け負っています。足場を組んでいざ作業を開始すると、棟板金の重ね部分に微妙な隙間や、釘頭周辺に小さな錆が見つかりました。
「このままでは雨漏りの原因になるな…」
と判断し、棟板金の重ね部と釘頭部分にコーキング処理を施すことにしました。
施工手順の実際
1. 下地処理:ワイヤーブラシで錆や古いコーキングを徹底除去
2. 清掃:エアーガンで細かな粉塵を吹き飛ばす
3. プライマー塗布:密着性向上のために専用プライマーを塗布
4. コーキング充填:プロ用コーキングガンで丁寧に充填
5. 整形:ヘラで美しい形状に整える
「特に釘頭周りは思った以上に劣化が進んでいたね」
と職人さんと話しながらの作業でした。



コーキング施工の効果とは?
【棟板金重ね部コーキングのメリット】
– 防水性能アップ:雨水の浸入を防ぎ、内部の木材腐朽を防止
– 気密性向上:隙間風の侵入を抑え、断熱効果も期待
– 耐久性向上:金属部材の直接的な露出を減らし、錆を防止
【釘頭コーキングの重要性】
– 錆止め効果:釘の腐食を防ぎ、屋根材の固定力を維持
– 微小隙間の封止:釘周りの目に見えない隙間から発生する雨漏りを防止
– 美観向上:錆びた釘頭を隠し、外観をすっきり見せる
現場で感じた注意点
「コーキングは簡単そうに見えて実は難しい」
と改めて感じた今回の施工。特に気をつけたポイントは
1. 天候選び:雨天や極度の低温時は避ける(理想は10-30℃の乾燥した日)
2. 下地の乾燥:前日の雨で湿っていると密着不良の原因に
3. コーキングの厚み:薄すぎると耐久性不足、厚すぎると乾燥に時間がかかる
4. ツールの選択:用途に合ったコーキング材の選定が命
「夏場の施工はコーキングの硬化が早すぎて整形が大変なんですよ」
とベテラン職人が教えてくれました。
施工後の一般の方の感想
工事が終わったお施主様からは
「屋根の釘の周りがきれいになって、家全体が新品のように見える!」
「今まで気づかなかったけど、棟板の継ぎ目から雨水が入る可能性があったんですね」
といった声をいただきました。特に雨の後の天井チェックが「以前より安心して見られる」と喜ばれています。
よくある質問Q&A
Q:コーキングはどれくらいの頻度で打ち直す必要がありますか?**
A:一般的に5-10年が目安ですが、以下のサインが見られたら要チェックです:
– ひび割れや剥がれが目立つ
– コーキングが縮んで隙間ができている
– 変色やカビが発生している
特に屋根周りは紫外線や温度変化の影響を受けやすいため、塗装のリニューアル時期と合わせて点検するのがおすすめです。
Q:DIYで棟板金のコーキングは可能ですか?
A:簡単な補修なら可能ですが、高所作業や本格的な施工はプロにお任せください。DIYの場合:
– 安全対策を万全に(足場の安定性確保)
– 専用の屋根
コーキング材を使用
– 小さな範囲から試す
ただし、屋根の防水性能に関わる作業ですので、不安な点があれば専門業者に相談するのが賢明です。
まとめ
棟板金と釘頭のコーキングは「目立たないけれど重要な」屋根の健康管理です。当社では塗装工事と合わせてこうした細部までチェックし、住宅の長寿命化をサポートしています。ご自身の家の屋根が気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください!
次回は「外壁塗装における下地補修の重要性」についてレポートする予定です。お楽しみに!
百年企画代表あいさつ
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